エエ町、江差。

歴女なら一度は来なきゃね。幕末ロマン、果てのまち。

歴女なら一度は来なきゃね。
幕末ロマン、果てのまち。

歴史好き、とりわけ幕末好きにはたまらない江差の観光スポットがこちら『幕末の軍艦 開陽丸記念館』です。榎本武揚率いる幕府軍が最後の威信と夢をかけ目指した地は北海道。降り立ったのは江差でした。榎本たちが乗ってきた当時最新鋭にして最強の軍艦『開陽丸』はその威力を発揮する前に、江差沖に停泊中まさかの暴風雪により座礁。あえなく沈没してしまったわけですが、1990年に見事原寸大で「開陽丸記念館」として復元。引き上げられた遺物約3万3千点の内約3千点が展示されています。

◎この人に聞きました。

高橋勝則 元館長

安部恵里子さん

開陽丸青少年センター勤務

聞き手:しげっち
(江差町公式キャラクター)
話好きだが今回は聞き役。幕末、
江差に実在したとんち名人。大酒
のみだが、甘いもの大好き。

開陽丸について、
高橋 元館長、安部さんに
聞きました。

開陽丸青少年センターガイド 安部恵里子さん 
開陽丸青少年センター 元館長 高橋勝則さん

遅れて到着した土方歳三、号泣してたな。

ペリーの黒船来航におののき、海軍力の増強をはかった当時の徳川幕府が、
1862年オランダに発注して完成した当時最新の設備を搭載した軍艦でした。
お金も時間もかけたのに、完成から1年半も待たずに沈んでしまった

悔しかったろうな。

シップ型の3本マスト、補助エンジン付きで、真ん中のメインマストの高さは最大で45メートル、全長72.80メートル、排水量は2590トン、速力10ノット。乗組員はおよそ350人〜500人。26門もの大砲を備え、中でも主砲であった16サンチクルップ砲は当時最新鋭で射程距離は約4kmを誇っていました。当時最新鋭のドイツ製クルップ砲と砲弾、その他銃器、弾薬など、完全装備でしたからね。

戦闘能力、だいぶ高いよな。

開陽丸青少年センターでは、その開陽丸を可能な限り再現しています。

展示されている砲弾とかは実物なんだべ。

沈没した開陽丸の本格的な発掘調査は1975年からはじまり、
これまでに計32905点もの遺物が引き上げられています。

大砲とか拳銃とかだべ?

大砲や拳銃のほかにも食器や医療器具、扇子や懐中時計、さらには船員が隠し持っていた矢たての墨つぼの中に隠されていたヘソクリなど、おもしろいものがたくさんありますよ。開陽丸記念館では、引き上げられた遺物の展示をはじめ、遺物の発掘作業工程や保存方法をビデオやパネルなどで紹介しています。

まじか。復元された開陽丸の中に入れるだけでも胸熱なのに、当時の本物が見れるなんて、やべーな。

開陽丸の発注と共にオランダに留学していた頃も含めた榎本武揚の記録や年表、
五稜郭を目指した土方歳三の歩みなど、
幕末の歴史やその背景を学べる貴重な資料も数多く展示していますよ。

幕末、まじ胸熱。
徳川幕府が終わるのとか、おれも信じらんなかったもんな。

大砲の発射音を体験できる実物大の大砲のレプリカや、ゲーム感覚で楽しめる操船シミュレーション、
保存処理体験、など、体験コーナーも充実しています。当時の船員がどのように寝ていたか、実際に横になって体験できる乗組員のベッド(ハンモック)もありますよ。

おれ、大砲体験してみたい!

ぜひ、いらしてください。

◎江差に伝わる、
もう一つの幕末ストーリー

嘆きの松

まちを見下ろす丘の上、旧檜山爾志郡役所前(きゅうひやまにしぐんやくしょ)にある松はちょっと変わったかたちをしています。
その理由は、開陽丸座礁の翌日江差に到着した土方が沈み行く開陽丸を眼下にし悔し涙を流しながら殴ったからだと言われているんです。

ちなみに、旧檜山爾志郡役所とは?

北海道庁管轄の郡役所や警察署として明治20年に建てられた歴史的建造物。
北海道有形文化財にも指定され、当時の貴重なクロスなどが再現されています。

開陽丸青少年センター
『えさし海の駅 開陽丸』

資料展示施設「開陽丸記念館」
北海道檜山郡江差町字姥神町1-1-10  
☎0139-52-5522
入館料/大人500円、小中高生250円(15人以上の団体は1割引)
開館時間/ 9:00〜17:00(券販16:30) 
営業期間/ 4月〜10月 無休
11月〜3月 月曜・祝日の翌日休み(祝日が月曜の場合は翌日と翌々日)
年末年始休館(12/31〜1/5)
http://www.kaiyou-maru.com
Email:kaiyo-maru@hakodate.or.jp

開陽丸のすべてがここにある。

『開陽丸』沈没後から1874年頃まで、多くの武器や弾薬、船具などが引き上げられていましたがそのうち調査はうち切られ、開陽丸とその遺物は長い年月海に沈んだままとなっていました。しかし1974年、文化庁の指導のもと海底調査が行われました。そこで32,905点にのぼる遺物が発見されたのです。その内3,000点が、ここ『開陽丸記念館』に展示されています。

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