井越和吉(いごし わきち)
井越和吉が生まれたころ
井越和吉は、いまから150年ぐらい前に生まれました。
そのすこし前、井越和吉のおとうさんは、新潟県(にいがたけん)から江差へやってきました。
そのころ、江差ではお米を作っていませんでした。そこで、新潟県でお米を作っていた井越和吉のおとうさんたちが江差にまねかれて、お米づくりをはじめることになりました。
そして、江差でのお米づくりがさかんになっていきました。
井越和吉がしたこと
お米は、あたたかい場所でよく育ちます。
北海道はさむいので、うまく育たないこともありました。
そこで井越和吉は、さむい北海道でもよく育っておいしい、新しいお米を作りだそうと思いました。
なんどもしっぱいしたり、人から悪口をいわれたこともありました。
しかし、なん年もかかりましたが、井越早稲(いごしわせ)という新しいお米を作りだすことができました。
井越和吉は、ほしい人に井越早稲をあげました。
井越早稲はよく育ったので、みんなからかんしゃされました。
その後、国から「藍綬褒章(らんじゅほうしょう)」という賞をもらいました。
井越和吉がなくなってから
井越和吉がなくなってから、井越和吉の努力と、井越早稲というお米を大切に伝えていくために、ちいきの人たちが石碑(せきひ)をたてました。
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