正覚院

正覚院

松の岱公園の入口近くにある正覚院。開山は今から約350年前で、元禄2年(1689年)に伽藍を建立、翌年の元禄3年に嶽浄山正覚院と公称。その後2度の火災に遭い明治27年に現在の堂宇が再建されました。境内には寛保津波の供養碑と北海汽船瓊江丸遭難者供養碑があります。

正覚院にのこる瓊江丸の碑が物語るもの

瓊江丸の碑(町指定有形文化財)

明治23年に松沢伊八が江差に創業した北海汽船会社は、7隻の汽船を所有する大手の地方船会社でした。ところが翌24年、同社の瓊江丸(たまえまる)が西海岸漁場からの帰郷客321人を乗せて津軽海峡を航行中、新潟県の三吉丸と衝突沈没し、261人が溺死する悲惨な事故が発生。松沢伊八社長はすべての私財をなげうって、死者の供養と遺族の救済にあたったのでした。

松前大島の大爆発と大津波の来襲

寛保津波の碑(道指定有形文化財)

寛保元年(1741年)の7月、突然、松前大島が大爆発。続いて江差と熊石間の海岸を大津波が襲い、1,467人もの尊い人命が失われる大惨事となりました。この犠牲者を供養する寛保津波の碑が、正覚院と法華寺に残されています。

地図

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