松沢伊八翁の碑(まつざわいはちおうのひ)

松沢伊八翁の碑の概要

松沢伊八は佐渡に生まれ、1849(嘉永2)年に江差に渡り呉服商川端武右衛門に仕え、その後1867(慶応3)年独立し、努力を重ねて商運を開き、江差を代表する商人として活躍しました。
 特に海産物の輸出に力を尽くし、1886(明治19)年三井物産と提携して、竹葉スルメとし中国輸出の基を開き、また1889(明治22)年、汽船会社江運社を興し、一方では魚油製造にも着手しました。
 しかし松沢伊八は経営する北海汽船の所有船が海難事故に見舞われました。彼は、私財をもって損害補償や遭難遺族の救済にあたりましたが、志半ばにして1893(明治26)年に亡くなりました。
 現在も「正覚院」に海難事故を悼む「瓊江丸記念碑」が残されています。この碑は、1897(明治30)年5月、三井物産が発起人となり、多くの人々の寄付により建立されました。(江差町指定文化財)

所在地 北海道檜山郡江差町本町
設置場所 護国神社鳥居横

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