祭りを支える仕組み
実行委員会制でスムーズな運営
山車を持つ各町には、それぞれ山車を守り、運営していくための山車組織ができています。かつて山車行列の実行はその各山車の最高責任者である「頭取」が集まって執り行っていましたが、現在は「姥神大神宮祭典協賛実行委員会」をつくり、神社、祭典委員会と協力して祭りを実行しています。
実行委員会は顧問、相談役、会長の下、4人の副会長がそれぞれ業務部(事務局)、渡御連絡部、観光部、山車部の責任者となり、各山車の頭取と密接に連携しながら準備から実施まで執り行っています。
姥神大神宮祭典協賛実行委員会
姥神大神宮渡御祭
各山車組織の役割分担と機能
各山車は最高責任者「頭取」を頂点に副頭取、取締、総務、会計、若者頭、世話方など各役で構成されていますが、現在の山車組織は町内別に若干違っています。しかし、その内容はほぼ共通しています。例えば、小中学生は「太鼓叩き」「笛吹」、中学、高校になると山車を電線から守る「線取り」となりその後、若衆として一人前となり今度は綱の方へ行き、体格のいい者は「舵取」をまかされます。その後、世話方に進み、若者頭となり綱を引く者を統括します。さらに経験を積んで「副頭取」「頭取」となります。頭取を終えるとそれぞれ顧問や相談役となります。頭取は人望がなくてはつとまらない、あこがれの役職です。
※各山車組織で役割分担の名称はそれぞれ多少異なりますが主要なものはほぼ共通しています。山車によっては頭取の先に相談役や保存会会長、顧問などの役もあります。
【お問い合わせ先】
〒043-8560 北海道檜山郡江差町字中歌町193-1
江差町役場 追分観光課 観光係
TEL:0139-52-6716
FAX:0139-52-5666